
近年、暮らしをより便利にする「スマートホーム」を取り入れた住宅が増えています。
スマートホームとは、一言でいえば「家電をインターネットにつないで、スマホや声で操作できる家」のことです。
スマートホームは、今あるご自宅の家電に小さな機器を一つ足すだけで数千円から誰でも簡単にスタートできます。また、リフォームやリノベーションの際にまとめてスマートホーム機器を導入することで、より便利な暮らしにすることも可能です。
この記事では、スマートホームの仕組みやメリット、導入におすすめなメーカーなどをご紹介します。
スマートホームの仕組み・メリット

スマートホームでは、スマホでのタップやスマートスピーカーへの声、センサーの反応などによって「指示」が入力されると、自宅のWi-Fiなどのインターネットを通じて各家電へ瞬時に信号が送られます。
そして、その信号を受け取ったテレビがついたり、玄関の鍵が開いたり、エアコンが調整されたりといった「動作」につながる仕組みです。
メリット①家事の手間を削減できる
スマートホームは掃除機や洗濯機のように分かりやすい家事の手間を減らすのではなく、「名もなき家事」を削減するために役立ちます。
例えば、寝る前に壁のスイッチまで歩く、朝晩カーテンを開け閉めする、家に帰ってすぐエアコンのリモコンを探す、といった時間。一つ一つは数秒の手間ですが、毎日の積み重ねで数分、あるいは数時間の「家事」になります。
こうした動作をスマホや声で一括操作、もしくは自動化することで、日常の小さなストレスを減らすことができます。
メリット②防犯・セキュリティの強化
スマートホームは利便性だけでなく、家族の安全を守る役割も果たします。
例えば、帰りが遅くなる日に外出先からリビングの照明をつければ、家に人がいるように見せかける「居留守」の防犯対策になります。
ドアが開いた瞬間にスマホへ通知が届く仕組みを作れば、空き巣対策はもちろん、お子様の帰宅確認にもなり安心です。このように、仕組みづくり次第でセキュリティ対策にもつながります。
メリット③省エネ・節約
「エアコンや電気を消し忘れたかも…」と外出先で不安になったことはないでしょうか。
スマートホームなら、スマホから状態を確認し、遠隔でオフにできるため無駄を自動で防げます。
電力消費量を見える化できる機能がついた機器であれば、より効果的な節約につなげることができます。
スマートホーム機器導入の注意点
便利で魅力的なスマートホームですが、導入前に知っておくべきいくつか気をつけたいポイントがあります。買ってから後悔しないために、以下の3つを押さえておきましょう。
ネット環境が必須
スマートホームの基盤となるのはご自宅のWi-Fiです。そのため、ルーターの不具合などでWi-Fiが止まってしまうと、スマホや音声での操作ができなくなる機能があります。
万が一の通信トラブルに備えたい場合は、Wi-Fiに加えてBluetoothでも接続・操作ができるタイプの機器を選ぶと安心です。
同一メーカー機器が推奨
「A社のスマートスピーカーとB社のスマートライトと連動しない…」といった失敗は、初めてスマートホームを導入する際によくみられます。そのため、基本的には機器を同じメーカーやシリーズで統一するのが無難です。
最近では異なるメーカーの製品同士でも繋がる共通規格Matter(マター)に対応した製品も増えているため、購入時にパッケージや仕様を確認しましょう。
初期設定・メンテナンスが必要
スマートホームの導入には、専用アプリのインストールやWi-Fiとの連携設定が必要です。最近はQRコードを読み込むだけで完了する手軽なものが増えており、メーカーによっては手厚い初期設定サポートを用意しているところもあるためそこまで心配はいりません。しかし、離れて暮らす高齢のご両親の見守り目的などで導入する場合は少し注意が必要でしょう。
通信エラーが起きていないか、アプリのアップデートで設定が変わっていないかなど、ご家族が定期的に動作確認を行う必要があります。
おすすめのスマートホーム機器メーカー
弊社のリノベーション物件でも実際に導入している、おすすめのスマートホーム機器メーカーをご紹介します。
Switchbot
Switchbotのスマートホーム機器は、今ある普通の家電を買い替えずに、数千円という低予算からスマートホームを始めたい方にぴったりのメーカーです。
自分で簡単にセットアップできる手軽さが魅力で、日本国内でも利用者が多いため、もし分からないことがあってもネットで検索できる安心感があります。
ボット

壁の照明スイッチやお風呂の給湯器パネルなど、赤外線リモコンがないアナログなスイッチの横に貼り付けるだけで、物理的にボタンを押してくれるボットです。
取り付けるだけで家中のスイッチをスマート化できる、汎用性の高い人気商品です。
見守りカメラ

おうちの様子をスマホから確認できる見守りカメラです。機器にはマイクとスピーカーが内蔵されているため、カメラ越しに声をかけたり通話することも可能です。
別室でお昼寝中の赤ちゃんやお留守番中のペットの見守り、離れて暮らす高齢のご両親とのコミュニケーションに最適です。
Panasonic

Panasonicの機器は、家電だけでなく住宅設備全体をスマートホーム化したい方におすすめです。
電気配線などの工事が必要になるケースが多いため、リノベーションや新築のタイミングで、暮らしの基盤をしっかりと整えたい方に向いています。また、Panasonic社によるアフターサポートも万全なので「自分での管理に自信がない」「何かあったら誰かに相談したい」という方にはPanasonicがおすすめです。
AiSEG3(アイセグ3)

AiSEG3は、Panasonicのスマートホームの中核となる専用コントローラーです。
住宅設備メーカーならではの圧倒的な連携力が強みで、エアコンや窓のシャッター、火災報知機などさまざまな設備と連携することが可能です。
太陽光発電や蓄電池と連携し、家全体の電気の使用量などを専用の分電盤を導入して電気の見える化することができます。スマホの専用アプリで確認できる機能もあるため、節電をウォッチングしたい方にもおすすめです。
スマートホームで便利な暮らしを始める
スマートホームと聞くとハードルが高く感じられがちですが、メーカーによっては今日から手軽に始められるものです。
今ある家電をそのまま活かしたいなら「SwitchBot」などの後付け機器を導入するのがおすすめです。本格的にアップデートするなら「Panasonic AiSEG3」などを導入し、家全体の設備を入れ替えるのもよいでしょう。
ご自身の予算やライフスタイルに合わせてスマートホームを導入し、普段の小さな手間を減らしてみてはいかがでしょうか。
パックシステムでは、スマートホームを取り入れたマンションリノベーションを行っています。
