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【完全版】中古マンションを現金一括で購入する流れをプロが解説

中古マンションの現金購入は、住宅ローンの審査や契約手続きが不要なため、最短2週間〜1ヶ月程度でスピーディに引き渡しまで完了します。

この記事では、現金で中古マンションを購入する際の全体的な流れと、スムーズな取引に必要な事前準備について分かりやすく解説します。

この記事の監修者

村上広宗

パックシステムSL課課長。不動産仲介会社での経験を活かし、SUUMOなどのポータルサイトの運用・直販事業に携わる。
宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー・猫/犬との住まいのアドバイザーを保有。

目次

中古マンションを現金で購入する場合の流れ

現金購入であっても、物件探しの基本的なステップはローンを利用する場合と大きく変わりませんが、ローンの手続きがない分やや簡単な手続きになります。具体的な流れを見ていきましょう。

①物件見学・購入申し込み

物件の選び方は、現金でもローンでも共通です。「駅からの近さ」「希望する学区内」「将来的な資産価値」など、ご自身の優先順位を明確にして不動産会社に相談しながら、ライフスタイルに合った物件を見つけましょう。

一部だけローンを併用するなど資金計画に迷っている場合は、早い段階から相談しておくとよいでしょう。

内見後、購入の意思が固まったら、仲介会社を通じて(もしくは売主に直接)買付証明書を出します。中古マンションは基本的に先着順なので、人気物件は早く購入者が決まってしまいます。迷っている間に他の申込が入ることもあるため、できるだけ迅速に提出しましょう。

②売買契約の締結

購入する物件が決まり、申し込みが通ると売買契約を結びます。この契約のタイミングで、物件価格と、不動産会社に支払う仲介手数料(原則として物件価格の3%+ 6万円+消費税)を支払います。

契約当日に資金が用意できない場合、物件価格の5〜10%程度の手付金を支払うこともあります。

なお、売主が直接販売している「売主物件」を購入した場合、この仲介手数料はかかりません。

(売主物件 とは記事へ)

また、契約書にサインする前には必ず宅地建物取引士の資格を持つ専門家が、登記簿に記載されている権利関係や、万が一契約を解除する場合の規定など「重要事項説明」が行われます。

③残代金の決済・引き渡し

所有権移転登記物件の所有権を売主から買主へ移す登記手続きを正式に依頼
抵当権設定登記融資を受けた金融機関のために、物件に抵当権(担保)を設定する登記手続きを依頼
仲介手数料の支払い(残金)不動産仲介会社に対し、契約時に支払った半金を除く残りの手数料(50%)を支払います。※仲介会社を通じて購入した場合
鍵の引き渡し不動産会社から購入者へ、物件の鍵や関連書類などが手渡されます。

契約手続きが無事に終われば、いよいよ決済と引き渡しです。

決済日には、物件価格からすでに支払った手付金を差し引いた「残代金」と、登記費用や税金などの残りの諸費用を支払います。着金が確認でき次第、鍵を受け取って引き渡し完了となります。

中古マンションの現金購入での注意点

現金購入はローンに比べると手続き楽ですが、事前に準備しておかないと決済当日にトラブルになるケースがあります。

税務署からの「お尋ね」

大きな金額が動く現金一括購入では、申告漏れの贈与がないか調べるために、購入から数ヶ月後に税務署から「お買いになった資産の買入価額などについてのお尋ね」といった内容の文書が届く可能性があります。

無視をしたり虚偽の申告をしたりすると、本格的な税務調査の対象になる恐れがあるため、特に贈与や相続で資金を得た場合は注意が必要です。

振込限度額

近年、各金融機関は特殊詐欺対策のため、インターネットバンキングやATMの1日あたりの振込限度額を、初期設定で一律50万円〜100万円程度に制限しています。

基本的にそういった手続きは不動産会社から事前のアナウンスがありますが、この設定変更を忘れたまま決済を迎えると、送金することができないトラブルが起こることがあります。が決済日の数日から1週間前までに、利用する金融機関の窓口やネットバンキング上で一時的な振込限度額の引き上げ手続きを必ず済ませておきましょう。

手元資金の枯渇リスク

マンション購入には、物件の本体価格以外にも多くのお金がかかります。仲介手数料や登記費用、後から請求される不動産取得税といった諸費用なども必要になってくるので、手元資金ギリギリを予算にするのは危険です。

物件検討の段階でこうした諸費用まで含んだ予算でマンションを探しましょう。

中古マンションの現金購入は事前準備が重要

中古マンションの現金購入は、ローン関連の費用と時間を大幅に節約でき、売主との交渉でも有利に立つことができます。

その一方で、税務署からの資金の出所の確認や、振込限度額の手続きなど、現金ならではの注意点を見落とさないことが大切です。

気になる物件があれば、まずは『現金購入を検討している』と伝えて相談してみましょう。

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