
賃貸や中古物件を探しているとき、あるいはリノベーションを考えるとき、「システムキッチン」という言葉を目にすることは多いと思います。通常のキッチンと何が違うのか、ご存じでしょうか?
本記事では、システムキッチンの定義から、他のキッチンとの違いや主な種類などを初心者向けに解説します。
システムキッチンとは?他のキッチンとの違い

システムキッチンとは、シンク、コンロ、作業台、収納設備を組み合わせ、一枚板のワークトップ(天板)ですべてが一体化しているキッチンを指します。別名「ビルトインキッチン」とも呼ばれます。
他のキッチンとの違い

シンク、コンロ台、調理台などがそれぞれ独立した箱型設備を組み合わせて使うキッチン(セクショナルキッチン)と比べて異なるポイントは、主に以下の3点です。
①継ぎ目がない一体構造
システムキッチンはシンクや作業台、コンロ周りのすべてが一枚のワークトップ(天板)でつながっているため、ワークトップ上に継ぎ目や段差が一切ありません。
セクショナルキッチンでは、設備と設備の間に必ず継ぎ目や隙間ができてしまいます。
隙間に埃や水、油汚れが入り込む心配がなく、日常のお手入れが格段にラクになる点が、システムキッチンの大きなメリットです。
②コンロがビルトイン型

システムキッチンは、コンロ(ガスまたはIH)がワークトップに埋め込まれている「ビルトインコンロ」であることが一般的です。
コンロがあらかじめ埋め込まれているため、見た目がスッキリと洗練されます。また、吹きこぼれや調理中の汚れがコンロ周りの隙間に入り込む心配がなく、掃除の手間が大幅に軽減されます。
システムキッチンの一般的なサイズ
システムキッチンの一般的なサイズは奥行60~65センチ、間口(横幅)180~300センチ程度です。この程度のサイズがあれば十分な作業スペースと収納力があり、効率よく調理ができるといわれています。
間口が90~180センチ程度の小型のキッチンは「コンパクトキッチン」と呼ばれます。
システムキッチンの代表的な種類と特徴
一口にシステムキッチンといっても、その形状によって作業動線やリビングとの関わり方が大きく異なります。
実際のリノベーション事例とともに、種類と特徴をご紹介します。
I型キッチン

コンロ・調理台・シンクがまっすぐ横一列に並んでいる、最もベーシックな形のキッチンです。
省スペース性に優れており、狭い間取りにも設置しやすいのが特徴です。作業動線は横一方向になりますが、その分調理スペースからシンクへの移動がシンプルに行えます。
L型キッチン

調理スペースのコーナーを活かしたL字の形をしているキッチンです。作業動線がL字に分散されるため、効率的な移動が可能です。
I型に比べて調理スペースや収納スペースが格段に広くなるため、二人以上で調理をすることが多いご家庭に向いています。
ペニンシュラ型キッチン

キッチンの左右どちらか一方が壁に面しており、もう片側がリビングやダイニングに向かってオープンになっているタイプです。前側はカウンターとして使用できることが多いです。
完全に独立していないため、リビングと視線が合いやすく、家族と会話をしながらお料理を楽しめます。オープン型でありながらも、壁に接しているため設置スペースを節約できるバランスの良さが人気です。
アイランド型キッチン
キッチンの左右、前のどこも壁から離れ、ぐるりと一周できるように部屋の真ん中に島(アイランド)のように置かれたキッチンです。
非常に開放感があり、リビング全体を見渡しながら作業できるのが最大の魅力です。複数人でキッチンを囲んで調理をしたり、パーティーで活躍したりと、コミュニケーションの中心となるため、特にファミリーレジデンスで高い人気を誇るキッチンタイプです。

システムキッチンを選ぶ際の注意点
システムキッチンはカスタマイズ性が高いからこそ、プランニングを誤ると使いにくいキッチンになってしまう可能性があります。
購入やリノベーションで失敗しないために、以下の3つの注意点をしっかり押さえておきましょう。
動線の確認が必須
システムキッチンはI型、L型、アイランド型など、種類によって調理時の動線が大きく異なります。
例えば、I型キッチンは一人暮らしの方に最適ですが、複数人分を料理する場合は後ろにカップボード(作業用カウンター)がある設計にするのがよいでしょう。
特に中古物件やリノベ済み物件を内覧する際は、シンク・コンロ・冷蔵庫を巡る動きを実際にシミュレーションし、実際に効率よく料理ができるかを確認することが重要です。
種類によって動線が大きく異なるため、内覧時に実際に料理をする動きをシミュレーションして確認する。
機能性の優先順位を決める
システムキッチンはメーカーやグレードによって、組み込める機能(魚焼きグリル、オーブン、食洗器、高性能レンジフードなど)がある程度決まってきます。
求める機能全てを搭載しようとすると予算が膨らんでしまうため、自分の暮らしのスタイルに合わせ、「何を優先するか」をじっくり検討することが重要です。
「手洗いで十分なので食洗器は不要」「料理は週末しかしないのでコンロの口数は少なくても良い」など、自分の中での優先順位を明確にしておきましょう。
システムキッチンで快適な調理空間を作る
システムキッチンは、ワークトップが一枚でつながった継ぎ目のない清潔感と、豊富なバリエーションから自由なレイアウト・カスタマイズ性を選べる点が最大の魅力です。
高い機能性と清掃のしやすさから、現代の住宅においては主流なキッチンとなっています。
システムキッチンを選ぶ際は、まずI型、L型、アイランド型などの種類ごとの動線をしっかりと理解することが大切です。その上で、ご自身の調理頻度や家族構成、「何を優先するか」というライフスタイルに合ったレイアウトと機能を組み合わせることで、長く愛用できる理想のシステムキッチンを見つけましょう。
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