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【2025年最新】ビルトイン食洗機の選び方とおすすめモデル

ビルトイン食洗機の選び方とおすすめモデル

「ビルトイン食洗器」といえば、かつては一部の高級住宅にしか存在しないイメージがありましたが、今では日々の家事効率を劇的に改善する必須アイテムとなりつつあります。

特に共働き世帯の方は、普段の生活をより快適にするためにぜひ導入すべきでしょう。

本記事では、ビルトイン食洗器の失敗しない選び方と、リノベーション会社が選ぶおすすめ最新モデルをご紹介します。

目次

おすすめのビルトイン食洗機3選

参考価格開き方食器収納点数洗浄機能その他の特徴
リンナイ RKW-D401GPA217,800円(税込)スライドオープン47点立体的な洗浄方式国産メーカーならではの工夫
Panasonic NP-45EF1WPE363,000円(税込)フロントオープン58点微粒子イオン「ナノイーX」大容量
ヒーター式乾燥機能
ミーレ G 5644 SCU423,500円(税込)フロントオープン51点低温デリケート洗浄静音性
AutoOpen乾燥

高さ45cmの深型(ディープタイプ)モデルに絞り、おすすめの食洗機をご紹介します。価格は2025年10月時点での単品販売の価格を参考までに記載しています。

リンナイ RKW-D401GPA

リンナイの食洗機
参考:リンナイ公式ページ

リンナイの標準タイプのスライドオープンタイプ食洗機は、ビルトイン食洗機としてはリーズナブルで、性能面でも優れているのが特徴です。

タワーウォッシャーと呼ばれる、水圧で上下に伸びるノズルと下部回転ノズルを組み合わせた立体的な洗浄方式が特徴です。これにより、庫内全体に高圧シャワーをムラなく噴射し、重なった食器の間まで効率的に洗い上げます。

また、日本の食卓で多用される茶碗や小鉢などの和食器も安定してセットしやすいよう、カゴのピン配置が工夫されています。国産メーカーならではの工夫が凝らされているスタンダードなタイプの食洗機です。

Panasonic NP-45EF1WPE

Panasonicの食洗機
参考:Panasonic公式ページ

Panasonicのフロントオープンタイプ食洗機の特徴は、約122Lの大容量を実現している点です。約9人分の食器や調理器具を一度にまとめて洗うことが可能です。

洗浄機能としては、Panasonic独自の微粒子イオン「ナノイーX」を搭載。これにより、庫内の清潔を保ち、浮遊カビ菌やニオイの抑制効果を発揮します。

また、ヒーター式乾燥機能を搭載しているのも特徴です。湿度が高い日本の環境でも庫内を清潔に保ち、カビやぬめりが発生しにくい状態を保つことができます。

ミーレ G 5644 SCU

ミーレの食洗機
参考:ミーレ公式ページ

ドイツ製の有名メーカー・ミーレのフロントオープンタイプ食洗機の特徴は、海外メーカーならではの省エネ性、静音性、耐久性の高さです。

AutoOpen乾燥を搭載しており、洗浄後に自動でドアを開閉することで庫内の蒸気を省エネかつ効率的に逃がすことができます。

静音性では、ミーレが42dBと業界トップクラスの性能を誇ります。オープンキッチンなどで夜間に運転するなら、ミーレに軍配が上がるでしょう。

耐久性についても、ミーレは「20年使用想定」という公約を掲げており、その堅牢な作りと長寿命設計は世界的に高い評価を受けています。

海外製の性能・耐久力重視の方にはミーレ製の食洗機がおすすめです。

失敗しない!ビルトイン食洗機選びの5つのチェックポイント

ビルトイン食洗機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい5つのポイントを解説します。

①設置スペースに合ったサイズ

ビルトイン食洗機を選ぶ際、まず確認すべきは設置スペースに合ったサイズです。既存のキャビネットと同じ幅のモデルを選ぶと、見た目を損なわずすっきり設置できます。

国内メーカーの主流サイズは、幅が45cmと60cm、奥行が65cmの組み合わせで展開されています。

既存の食洗機からの交換であれば、同じサイズの機種を選ぶのが最もスムーズです。海外メーカー品や既設と異なるサイズを選ぶ場合は拡張工事などのイレギュラーな施工が必要となり、追加費用がかかる可能性があります。

深型・浅型の違い

また、ビルトイン食洗機は高さによって「浅型(ミドルタイプ)」と「深型(ディープタイプ)」に分けられます。

浅型(ミドルタイプ)深型(ディープタイプ)
高さ45cm~60cm~
容量の目安約5人分/約37点
小さめのボウルや鍋などが入る
約6〜8人分/約48〜56点
大きめのフライパンや鍋などが入る
向いている少人数(3人以下)
食事ごとにこまめに食洗機を回したい方
ファミリー(4人以上)
週末に作り置きなどで調理器具を多く使う方

先ほどの比較ではサイズを浅型に揃えてご紹介しましたが、ファミリーには深型食洗機がおすすめです。キッチンの大きさとご自身のライフスタイルに合わせて、適切なサイズを選びましょう。

②容量と使い勝手を決める「扉の開き方」

扉の開き方は「スライドオープン」と「フロントオープン」の2種類があり、容量や食器の入れやすさに直結します。

タイプメリットデメリット
スライドオープン比較的安価
開口スペースが狭くても設置できる
フロントオープンより容量が少ない
フロントオープン大容量で、大量の食器をまとめて洗浄可能
開口部が広く、奥まで見やすい
国内メーカーの選択肢が少ない
安価なモデルが少ない

スライドオープンタイプは、食器をバスケットにセットする際にドアを引き出す方式の食洗機です。

腰への負担が少なく自然な動作で食器の出し入れが可能で、開閉時のスペースが比較的小さいため、キッチンの通路を塞ぎにくい点もメリットです。しかし、構造上フロントオープンほどの容量は望めません。

フロントオープンタイプは、扉が手前に倒れて開き、上下2~3段のカゴをフル活用できるため、容量の大きさを求める方に最適です。ただし、スライドオープンと比較すると安価なモデルが少ないため、本体価格のコストを抑えたい方には向きません。

③洗浄機能

洗浄力、庫内の清潔性を保つ機能も重要です。

食器の配置に左右されず汚れを落とすため、庫内の隅々まで水流が届く多角的なシャワー機能に注目しましょう。中心からの噴射に加え、回転する下部ノズルや、上カゴのコップにも届く高い水圧を備えたモデルが理想的です。

また、銀イオンを含んだ抗菌カートリッジやにおい抑制効果が期待できるパナソニックのナノイーX、シャープ/リンナイが採用するプラズマクラスターなど、各メーカーで独自のイオン技術を採用しています。こうした機能面を比較することも重要です。

④運転音が気にならない「静音性」

ダイニングでの会話や夜間の使用を考慮するなら、運転音のチェックもしておくとよいでしょう。

運転音は40dB以下を目安に選ぶのがおすすめです。赤ちゃんのお昼寝中や深夜に稼働させるなら、35dB以下の低騒音モデルを検討しましょう。

静穏性を重視する方は、メーカーの公式サイトだけでなくショールームで実際の運転音を確認するのが確実です。

⑤システムキッチン導入の有無

ビルトイン食洗機は、システムキッチンを導入するかどうかによっても最適な選択肢が異なります。

システムキッチンを導入する場合、メーカーの商品ごとに選択できるパッケージが異なります。基本的にパッケージの中から選ぶため選択肢はやや狭まりますが、その分セット価格でお得に機能性の高い食洗機を導入することができます。例えば、LIXILのシステムキッチン「ノクト」を取り付ける場合は

  • Panasonic製スライドオープンタイプ深型食洗機(NP-45KE9APJG/NP-45ME9WPJG)
  • リンナイ製スライドオープンタイプ深型食洗機(RKW-D401LPMAJG)
  • ミーレ製フロントオープンタイプ深型食洗機(G5844SCI-SUSJG)
  • リンナイ製フロントオープンタイプ深型食洗機(RKW-F403CM4ASJG/RKW-F403CM4ABJG)
  • Panasonic製フロントオープンタイプ深型食洗機(NP-60EF1W)

の5種類から選択可能です。
※参照:LIXIL「ノクト:食洗機(食器洗い乾燥機)」

メーカー標準の食洗機とは別のものを購入・設置すると、最終的な費用は標準モデルよりも高くなるケースがほとんどです。そのため、システムキッチンを導入する場合は、基本的にメーカー標準のものを選ぶことになります。

システムキッチン専用の標準モデルは一般流通の商品と機能などはほとんど同じですが、独自の型番が設定されており、扉材(ドアパネル)がシステムキッチンと同じデザインに統一されています。

反対に、システムキッチンではなくオーダーメイドの造作キッチンを設置する場合はモデル・デザインの自由度は高まります。キッチンに合う扉面材がない状態で納品されて扉を別で製作するか、シルバーなどのの標準色を取り付けることになるため、どのモデルでもシステムキッチンよりトータルコストが高くなりがちです。

自分に合ったビルトイン食洗機を選ぶ

ビルトイン食洗機は、まず「後付けか、システムキッチンと同時導入か」で最適なモデルが決まります。3人以上のご家庭には容量が大きい深型フロントオープン(パナソニック、ミーレなど)がおすすめですが、キッチンのサイズや仕様によっては希望のモデルが入らない、といったケースも考えられます。

静音性や設置パターン、洗浄機能などを照らし合わせながら、ご自宅のキッチンのサイズに合った食洗機を選ぶ視点が必要です。

各モデルの特徴とご自身のライフスタイルを照らし合わせ、最適な一台を選びましょう。

スライドオープン型食洗機

家事ラクを考えたリノベーション
パックシステムのリノベーションでは、共働き世帯の家事負担軽減を目的にスライドオープン型深型食洗機を標準搭載しています。収納スペースとのバランスを見て食洗機のサイズを選んでいるため、自分で悩む必要なく最適な食洗機を取り入れることができます。

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