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IHとガスコンロ、どちらが安全?実際のコンロを比較してみた

ガスコンロとIHコンロ 安全

キッチンのリフォームやリノベーション、お引っ越しでガスコンロとIHクッキングヒーターのどちらを選ぶか迷ったことがある方は多いのではないでしょうか。

ネット上では「直接火が出るからガスコンロは危険」「火が見えないIHの方がうっかり触って火傷しそうで危ない」など、様々な意見が飛び交っています。

この記事では、ガスとIHの仕組みの違いや、それぞれに潜む安全上のリスクを公平に比較し、安全なコンロ選びに必要なポイントを解説します。

目次

IH・ガスコンロの安全リスクを比較

ガスコンロとIHは仕組みの違いによって異なる種類のリスクが存在します。

どのような場面で注意が必要なのか、両者の違いをまとめました。

ガスコンロIHクッキングヒーター
特徴見た目で分かるので実際のリスクは低め
古いモデルには注意
急加熱する
見た目で分からないので注意
油の自然発火リスク念のためセンサー機能を確認急加熱にセンサーが追いつかないことも
空焚きリスク高温炒めモードには特に注意変形した鍋は使わないように
その他のやけどリスク着衣着火・取っ手の温度上昇に注意誤って手をつく事故に気を付ける

ガスコンロの特徴

ガスコンロ

ガスコンロは炎の大きさが見えるため火力の強さが判断しやすく、細かい火加減の調整や、フライパンを煽るような感覚的な調理に向いています。

炎が衣類に移ってしまう「着衣着火」の危険性がありますが、見た目で分かるぶん実際のリスクは低いといえます。最近ではほとんど全てのガスコンロに温度に応じて自動で火が消えるセンサーが搭載されていますが、こうした機能がなかったり、壊れている古いコンロは火事のリスクが高まるため注意が必要です。

IHコンロの特徴

IHコンロ

磁力線の働き(金属の電気抵抗)によって、鍋そのものを発熱させる仕組みです。熱効率は約90%と非常に高く、鍋底から素早く加熱できます。

炎が一切出ないため、小さなお子様や高齢者のいるご家庭でも安心感が高いといえます。ただし、見た目では火が見えない分うっかり触ってしまうと火傷してしまうリスクもあるので注意しましょう。

また、電気を使うため災害時(停電時)には使用できなくなります。

コンロの発火リスク①油の自然発火(天ぷら油火災)

コンロ火災の最も多い原因は、調理中にその場を離れてしまうことで起きる「天ぷら油火災」です。

前提として、最新モデルのコンロにはどちらも消し忘れや過熱を防ぐセンサー(Siセンサー)の搭載が義務化されているため、基本的には危険性が低いといわれています。

ただし、油の量が少ないなどセンサーの反応が追いつかない

また。IHとガスコンロ、それぞれ以下の点には注意が必要です。

IHコンロのリスク

IHは鍋底そのものを発熱させるため熱効率が良くあっという間に温度が上がるため、機種によってはセンサーが温度上昇に間に合わない可能性もあります。

特に、温度上昇のスピードが上がりやすいため、センサーの反応が間に合わないリスクはガスコンロよりやや高いといえます。

ガスコンロのリスク

家庭用ガスコンロでSiセンサー搭載が義務化されたのは2008年のことで、旧式のコンロはだいぶ減ってきました。しかし、築年数の古いマンションではセンサーのないコンロが現役で稼働している可能性があるため、十分に注意しましょう。

また、鍋の底から炎がはみ出していると、調理中に跳ねた油やコンロの周りに落ちた油汚れから発火するリスクがあります。

コンロの発火リスク②空焚き

煮物や汁物を温め直している最中に、電話がかかってきたり別の家事に気を取られたりして放置してしまい、水分が蒸発して空焚き状態になってしまうのもありがちなリスクです。

IHコンロのリスク

IHコンロは火が出ず、ガスに比べれば空焚きによる火災リスクは低いと言えます。しかし、鍋底が変形していてセンサーが正しく接触していない場合などは、検知が遅れることがあります。そのため、規格外の調理用具は使わないことが肝心です。

鍋が異常な高温になって赤熱したり、最悪の場合は鍋そのもの(アルミなど)が溶け落ちてガラスのトッププレートを割ってしまうといった、機器の深刻な破損につながるリスクがあります。

ガスコンロのリスク

空焚きによる火災が起こりやすいのはガスコンロです。ガスコンロの場合、センサーの上限温度を引き上げる高温炒めモードには特に注意が必要です。この状態で空焚きをしてしまうと、自動消火のタイミングが遅れて重大な事故に発展しやすくなります。

もし空焚きによって鍋の中の食材が発火した場合、コンロの炎がそこへ燃え移って一気に大規模な火災に発展する可能性があります。

その他のやけどリスク

IHとガスコンロでは気をつけるべきポイントがそれぞれ異なります。それぞれの特性による思わぬ落とし穴を確認しておきましょう。

IHのリスク

IHは炎が出ないため安全だと油断しがちですが、調理直後のガラス天板(トッププレート)は、熱せられた鍋からの熱伝導によって数百度の非常に高温になっています。見た目には火が消えたことが分かりにくく、うっかり天板に手をついて深刻なやけどを負ってしまう可能性があります。

光るリング
PanasonicのIHコンロでは、温度が高い間「光るリング」で高温注意を知らせてくれる

ただし、最近のIHコンロは温度が高い状態であることが分かりやすい表示になっているため、普通に使用する分にはそこまで大きな問題はありません。

小さなお子様や高齢者の方がいらっしゃるご家庭では特に注意が必要だといえるでしょう。

ガスのリスク

奥のコンロの鍋を取ろうと手を伸ばした際や、衣服の袖口がゆったりしている場合、気づかないうちに裾や袖に炎が燃え移ってしまう着衣着火に注意する必要があります。

また、火力が強すぎたり鍋が小さかったりすると、鍋底からはみ出した炎によって取っ手まで熱せられてしまい、素手で掴んだ瞬間にやけどをしてしまうケースがあります。

ガス・IH関係なく安全機能が重要

ここまでガスコンロ、IHコンロの様々なリスクを比較してきましたが、最終的に言えるのは「火があるからガスは危険」「火がないからIHは安全」という話ではないということです。

どちらを選ぶにせよ、最新機種には消し忘れ消火機能や鍋なし検知、切り忘れ防止などの高度な安全機能が充実しています。そのため、安全性を重視するならガスコンロ、IH問わず最新機種かどうかを重視すべきでしょう。

また、機器の特性を過信しすぎず、自分で安全を確かめながら使うことが重要です。

パックシステムのリノベーションでは、マンションの条件などによってガスコンロ・IHコンロの両方を採用しています。安全性などにも考慮して最新式のシステムキッチン・コンロを使用しているため、安全機能も豊富に搭載しています。

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