リノベと暮らしを楽しむWEBマガジン

【リノベ会社が語る】フローリング床材のおすすめ3選と後悔しない選び方

リノベーションや注文住宅のフローリング選びは、どのような床材を敷くかを決めることから始まります。

床材の種類にとどまらず、使われている木材の樹種や色味によって、傷のつきやすさや汚れの目立ちやすさは大きく異なります。単に見た目の好みで選ぶのではなく、日々の掃除やご家族のライフスタイルに合わせた客観的な視点を持つことが欠かせません。

この記事では、それぞれのフローリングが持つ特徴を詳しく解説し、ライフスタイルに合わせたおすすめの床材をご紹介します。

目次

おすすめのフローリング床材3選

都心のマンションを中心に数多くのリノベーションを手掛けるパックシステムが、実際のリノベ現場でよく取り入れているこだわりの床材を3つご紹介します。

マンションリノベーションを手がけるパックシステムでは、床材を選ぶ際に耐久性や日々の手入れのしやすさを大切にしています。加えて、家具と美しく調和するデザイン性や、費用のバランスなども総合的に見て床材を絞り込んでいます。

①DAIKEN「トリニティ」

DAIKEN「トリニティ」
色:チェスナット

美しく自然な木目柄の色合いが目を引くフローリング床材。

表面に施されたエンボス加工と四周木口面仕上げにより、無垢材と見間違えるほどの高いデザイン性を備えた床材です。

天然の木材が持つ豊かな表情を上手く表現しながらも、比較的抑えられた費用で上質な空間を作り出せる点がメリットです。

無垢フローリングの自然な質感には惹かれるものの、費用の高さやお手入れの手間が心配という方でも、無理なく取り入れやすい仕上がりになっています。

②朝日ウッドテック「ライブナチュラルプラスオン」

朝日ウッドテック「ライブナチュラルプラスオン」
色:スノーホワイト

こちらは天然銘木のアッシュ材を表面に使った突板フローリングです。

スノーホワイトの色合いをベースに、表面をブラシで削って木材の道管を際立たせる着色塗装仕上げを行っています。このひと手間により、木目ならではの自然な凹凸感や素材感がより強く引き出されています。

足触りの良い艶消し塗装によるマットな質感も人気のある床材です。

木の温もりをしっかりと感じさせながらも、モダンなインテリアと美しく調和するスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。

③DAIKEN「イエリアフロア3T セレクト プレミアムウッド柄」

DAIKEN「イエリアフロア3T セレクト プレミアムウッド柄」
色:ペールグレー

DAIKENのイエリアフロア3Tセレクトは、表面に木目を印刷したシートフローリングでありながらも、最新の製造技術によって本物の木と遜色ない踏み心地、質感を作り出しています。

弊社で良く取り入れているのは落ち着いた「ペールグレー」の色です。スタイリッシュな印象を与えることもできますし、インテリアによっては柔らかな雰囲気に合わせることも可能です。

日々の掃除やお手入れのしやすさを重視しつつ、見た目や質感にもしっかりこだわりたい方におすすめの床材といえます。

フローリング床材の種類と選び方

フローリングとは、木質系の材料で作られた板材を敷き詰めた床材のことです。

構造や表面の素材によって、大きく「無垢フローリング」「挽板フローリング」「突板フローリング」「シートフローリング」の4種類に分けられます。それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

無垢フローリング

無垢フローリング ピノアース足感フロア
参照:WOODONE「無垢フローリング ピノアース足感フロア

無垢フローリングは、丸太から切り出した1枚の天然木をそのまま使用した床材です。本物の木ならではの温もりや足触りの良さに加え、空間の湿度を調整する調湿作用を備えています。

ただし、無垢材は季節の湿度変化によって木が膨張・収縮し、反りや隙間が生じやすくなります。

また、水濡れにも弱いため、定期的にワックスやオイルを塗るといったメンテナンスが必要です。人によっては、傷や汚れを消すために専用の機械で定期的に研磨される方もいらっしゃいます。

価格的にも一般的にはかなり高くなるため、「普段のお手入れを楽にしたい」「コストパフォーマンスを重視している」という方は他の選択肢がおすすめです。

無垢材ならではの質感や見た目、経年変化を楽しみたい方が選ぶ上級者向けの選択肢といえます。

挽板フローリング

WOODONE「コンビット挽板 3.0」
WOODONE「コンビット挽板 3.0

挽板フローリングは、合板の上に2mmから3mm程度の厚みを持つ天然木を貼り合わせた床材です。表面の木に十分な厚みがあるため、見た目や質感は無垢材とほとんど見分けがつきません。

無垢材の豊かな風合いや手触りを求めつつも、反りや床暖房の制限は避けたいという方に向いています。

製造に手間がかかる分やや価格は張りますが、無垢フローリングと比べると誰でも扱いやすい点はメリットです。

突板フローリング

参照:朝日ウッドテック「ライブナチュラルプラスオン」
参照:朝日ウッドテック「ライブナチュラルプラスオン

突板フローリングは、合板の上に0.3mm程度に薄くスライスした天然木を貼り付けた床材です。

無垢材のように木が反ったり割れたりするトラブルがほとんど起きないのが、この床材の大きな強みです。また、床暖房に対応しているものや、傷を防ぐ加工が施されているなど、日々の暮らしを助ける機能に優れた商品がたくさんそろっています。毎日の掃除やお手入れを手間なく済ませたい方におすすめです。

ただし、表面に張られた木が薄いため、硬いものを落として深く傷をつけてしまうと、下地の合板が見えてしまう可能性があります。

無垢材や少し厚みのある挽板フローリングなどと比べると、足裏に触れたときにやや冷たく感じやすいという方もいらっしゃいますが、木が持つ温かみは十分に感じ取ることができると思います。

日常的な扱いやすさに加えて費用も安く抑えられるため、新築のマンション・戸建てから中古物件のリノベーションまで、幅広い住まいづくりで選ばれるフローリングです。

シートフローリング

参照:DAIKEN「トリニティ」
参照:DAIKEN「トリニティ

シートフローリングは、合板の上に木目がプリントされた樹脂シートを貼った床材で、木材を使用しないため反りや割れが発生しないのが大きな強みで、手入れのしやすさは随一です。

価格はピンキリで、安いものでは1フロア数万円で済む場合もあります。しかし、品質をしっかり選ばないとすぐに剝がれるなどのトラブルも起きやすいため、注意する必要があります。

価格と品質のバランスを取りやすいので、賃貸から注文住宅・リノベーションまで幅広い住宅に用いられているフローリングです。

色合いを決めるフローリングの樹種

フローリングの色や木目は、部屋全体の印象を大きく左右します。

天然木を使用しないシートフローリングであっても、デザインのイメージを伝えるためにオークやウォールナットといった樹種の名前がつけられているのが一般的です。

ここでは、フローリングで用いられる代表的な樹種の特徴をご紹介します。

オーク(ナラ)

参照:朝日ウッドテック「オーク N-45°」
参照:朝日ウッドテック「オーク N-45°

明るすぎず暗すぎないナチュラルな色合いを持ち、どのようなインテリアにも合わせやすい定番の樹種です。

木目がはっきりと出ている上に材質が硬いため、傷や凹みがつきにくいのが特徴で、ホコリや小さな傷が目立ちにくく、長年人気があります。

ウォールナット(クルミ)

参照:DAIKEN「トリニティグランデ 〈ウォールナット柄〉」
参照:DAIKEN「トリニティグランデ 〈ウォールナット柄〉

深みのあるチョコレート色が特徴で、ホテルライクな空間やモダンで落ち着いたインテリアによく合います。

実用面の注意点として、床の色が濃いため落ちた髪の毛は目立たないものの、白いホコリや足跡などの皮脂汚れが意外と目立ちやすい性質があります。

チェスナット

参照:DAIKEN「トリニティ〈チェスナット柄〉」
参照:DAIKEN「トリニティ〈チェスナット柄〉

木目がはっきりとしており、ダイナミックで表情豊かな質感を堪能できる。時間が経つにつれて黄褐色から深みのある濃い茶色へ変化し、光沢が増す。オークとも似ているが、オークの方が少し茶色っぽく、栗(チェスナット)の方は黄土色に近い印象です。

パックシステムではよりスタイリッシュな印象を与えるためチェスナット柄のフローリングを採用している。

フローリング床材選びの注意点

フローリングを決定する際の重要なポイントを解説します。

二重床か直床か

建物の床構造には大きく分けて二重床と直床があり、一般的には保温性などの面から二重床が良いとされています。パックシステムのリノベーションでも、基本的に二重床用の床材を採用しています。

しかし、マンションの管理規約によっては直床用の床材しか使用できないケースがあります。

防音規定を守る

マンションでは下の階への騒音を防ぐため、「L-45等級以上の防音性能を持つ床材を使用すること」といった規約が定められていることが大半です。そのため、マンションリノベーションの場合は必ずしも希望のフローリングを採用できるとは限りません。

ちなみに、直床の場合は裏面に特殊なクッション材がついているため、歩くとフカフカと沈み込む独特の感触があります。

内見やショールームで実際に歩き、感触に違和感がないかを事前に確認しておくとよいでしょう。

無垢材の場合は床暖房との相性に注意

無垢材は急激な温度変化に弱いため、一般的な無垢フローリングに床暖房を組み合わせると、過度な乾燥によるひび割れや大きな隙間が生じる原因になります。

床暖房を導入する環境であれば、熱に耐えられるよう特殊な処理が施された床暖房対応の無垢材を選ぶか、温度や湿度の変化に強い挽板や突板などの複合フローリングを選択するのが基本となります。

価格だけでなく見た目・手入れのしやすさで選ぶ

フローリング選びは、空間の美しさだけでなく日々の掃除やメンテナンスの手間に直結します。本物の質感を重視し定期的な手入れも楽しめるのであれば無垢材のオイル仕上げが適していますが、日々の手入れの手間を省きつつ手軽に木の質感を楽しみたい場合は挽板や複合フローリングがおすすめです。

また、カタログの写真や小さなカットサンプルだけでは、実際の足触りや部屋全体に敷き詰めた際の印象は把握しきれません。検討の際は実際の空間で歩いて確かめてみることをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
目次