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【徹底比較】ビルトイン食洗機は深型・浅型どちらにすべき?後悔しないポイントを解説

新築やリフォーム・リノベーションでキッチンの設備を検討する際、ビルトイン食洗機の導入を考える方は多いでしょう。

食洗機は容量によって「深型食洗機」「浅型食洗機」に分けられます。

この記事では、実際の商品を例に、深型・浅型食洗機の容量や設置方法、コスト、使い勝手の違いを比較します。

目次

深型食洗機と浅型食洗機の違いを比較

参照:Panasonic「プルオープンタイプ A1/B1シリーズ」

キッチンのリフォームや住宅購入で迷いやすいのが、ビルトイン食洗機の「深型」と「浅型」です。

Panasonicの現行「B1シリーズ」を比較すると、ディープタイプは食器46点・庫内容積約62L、ミドルタイプは食器39点・庫内容積約42Lです。

浅型(ミドルタイプ)深型(ディープタイプ)
代表例Panasonic NP-45BS1シリーズPanasonic NP-45BD1シリーズ
幅45cm45cm
標準食器収納点数39点・約5人分46点・約6人分
庫内容積約42L約62L
食洗機下部収納キャビネットを設けられる基本的に配管スペースとなる
向いている使い方食器中心・少量をこまめに洗う食器+調理器具をまとめて洗う

※収納点数はメーカーが定める標準食器を使用した場合の目安です。実際に入る量は食器の形状や並べ方によって異なります。

単純な食器点数では7点程度の差ですが、庫内容積では約20Lの違いがあります。

実際の使い勝手では、この「庫内の高さ・奥行きの余裕」が重要です。平皿や茶碗だけなら差を感じにくくても、ボウルや鍋、フライパンなどを入れると深型の余裕が効いてきます。

深型食洗機の特徴

深型食洗機は、キッチンキャビネットの下方まで庫内となっているタイプです。

Panasonicでは「ディープタイプ」、リンナイでは「深型スライドオープンタイプ」などの名称で展開されています。

食器だけでなく調理器具もできるだけ食洗機に任せたい家庭では、深型のメリットが大きくなります。

メリット①大容量でまとめ洗いが可能

深型の最大のメリットは、一度に洗える量が多いことです。

例えば、Panasonic「NP-45BD1」シリーズは標準食器46点・庫内容積約62L。リンナイの深型「RSW-D402」シリーズも、47点・約63Lの容量があります。

夕食後の食器だけでなく、朝食や昼食で使った食器までまとめたり、食器と調理器具を同時に入れたりしやすくなります。

メリット②大型調理器具や食器も収納可能

深型では、庫内の縦方向に余裕があるため、鍋やフライパン、ボウルなど立体的な調理器具を収納しやすくなります。

浅型でも茶碗や平皿はある程度収納できますが、フライパンや大きなボウルを一つ入れるだけで広いスペースを使います。大きめのものだと入らないこともあります。

大きい調理器具や食器も一緒に洗いたい方は、深型食洗機の方が適しているでしょう。

メリット③節水・時短効果

庫内が大きければ、少量ずつ何度も洗うのではなく、ある程度まとめて運転できます。

例えば朝食後にすぐ運転せず、昼食や夕食の食器までまとめて1回で洗うといった使い方も可能です。

特に共働き世帯では、「食後に食器をセットしておき、夜にまとめて運転する」という使い方がしやすくなります。

洗う回数が減ることで、結果的に時短効果も期待できます。

デメリット①収納スペースが狭くなる

ビルトイン食洗機は、キッチンキャビネットの1つを取り外して設置します。深型は庫内が深いため、食洗機の下部に収納スペースを設けることができません。その分、キッチン全体の収納スペースが狭くなってしまうということでもあります。

特に、深型食洗機を採用する場合は全体の収納スペースが確保されているかチェックするようにしましょう。

デメリット②設置場所が制限される

深型は高さがあるため、シンク下のスペースには設置できません。通常、調理台の下に設置することになりますが、キッチンのレイアウトによっては設置可能な場所が限られることがあります。

例えばPanasonicの幅45cmディープタイプの多くは、奥行65cm以上のキッチンを基本としています。一方、同社には奥行60cmのキッチンへの交換に対応する「NP-45MC6T」もあります。

そのため、特にリフォームでビルトイン食洗機を新しく入れる場合、既存キッチンの寸法と対応機種を照合する必要があります。

デメリット③コストがかかる

深型食洗機は、浅型と比較して本体価格が一般的に数万円高くなります。

ランニングコストに関しても、毎回食器を少量しか洗わない場合は運転回数が増え、結果として割高になってしまう可能性があります。大容量を活かしてまとめ洗いを心がける必要があるでしょう。

また、住宅メーカーによっては浅型が標準仕様で、深型はオプション扱いとなっているケースもあります。費用が想定よりも膨らむ可能性があるため、特にリフォームやリノベーション、注文住宅で取り入れる際は標準の仕様を確認しておくとよいでしょう。

浅型食洗機の特徴

浅型は、メーカーによって「ミドルタイプ」「標準タイプ」などと呼ばれる食洗機で、本体の高さを抑えることで、その下に収納キャビネットを設けられるのが大きな特徴です。

メリット①本体価格が安い

深型に比べて本体価格が安価であり、1回あたりのランニングコストも浅型食洗機の方がやや安くなります。

初期費用をなるべく抑えたい、食器を使う機会がそこまでない、という方は浅型食洗機のほうが安く済むかもしれません。

メリット②スペースを確保しやすい

浅型の場合、食洗機の下に専用のキャビネットを設置し、収納スペースとして活用できます。

キッチンの収納力を少しでも増やしたい場合、キッチン全体の収納スペースが狭い場合は大きな利点となるでしょう。

また、深型に比べて高さがないため、設置場所の制限も緩和されます。

メリット③少量の食器でも気軽に使える

一度に洗う食器の量が少ない場合でも、庫内に無駄なスペースができにくいため、抵抗なく気軽に運転できます。

食器が少量しかない時でも、手洗いせずに食洗機に任せられるため、一人暮らし・DINKS世帯で家事をなるべく効率的に済ませたいという方には浅型食洗機がおすすめです。

デメリット①一度に洗える量が少ない

いつもより食器が多く出た場合や、来客時など、洗いたいものが全て入りきらないことがあります。

その場合、結局手洗いしたり、複数回運転したりする手間とコストがかかってしまいます。

デメリット②大型調理機具や食器が入れにくい

鍋やフライパン、高さのあるグラスや大皿など、大型の食器や調理機具を入れることに制限があります。これらの手洗いが面倒に感じる方には浅型食洗機は不向きです。

大きめの調理器具や食器もまとめて洗いたい、という方には深型食洗機が向いているでしょう。

深型・浅型を決める際のポイント

深型と浅型の違いは、単純な容量と価格だけではありません。

リノベーションで実際に選ぶ場合は、「何を洗いたいか」「収納をどの程度確保したいか」「既存キッチンに設置できるか」の3点を中心に検討すると選びやすくなります。

普段洗う食器の量

普段使っている食器の量によって、浅型・深型どちらがおすすめかが変わってきます。家族人数は一つの目安になりますが、それ以上に重要なのが自炊頻度と調理器具の量です。

同じ2人暮らしでも、「外食中心で皿を数枚しか使わない」「毎日自炊してフライパン、鍋、ボウルまで使う」では、必要な容量は大きく異なります。

1回の食事でシンクにどのくらい洗い物がたまるかを基準にすると判断しやすいでしょう。

キッチン全体の収納量

深型では食洗機自体の収納力が増える代わりに、キッチンの収納量が減ります。

そのため、ワークトップ下だけで判断せず、カップボードやパントリーまで含めて確認します。

リノベーションなら、深型食洗機を採用したうえで背面収納を充実させるなど、間取り全体で調整することも可能です。

購入費用

深型は浅型より本体価格が高くなる傾向があります。

ただし、機種のグレードやドア面材、下部キャビネットなどによって価格構成が変わるため、「深型だから○万円高い」と一律には判断できません。

オプションや工事費などの諸費用まで含めた見積もりで比較しましょう。

ランニングコスト

1回あたりの水道・電気・洗剤代は、容量が大きいほど必ず高くなるわけではありません。

リンナイの現行ラインアップでは、深型「RSW-D402ULP」の標準使用水量は約9L。標準タイプ「RSW-405ULP」も約9Lです。

つまり、容量が大きい深型でも、同程度の水量でより多くの食器を洗える機種があります。

反対に、大容量の食洗機に少量の食器だけを入れて毎回運転するのであれば、その容量を十分に活かせません。

ランニングコストは「1回いくらか」だけでなく、1日に何回運転することになるかまで含めて考える必要があります。

深型食洗機は「フロントオープン型」という選択も

最近機能性で注目されているのが、フロントオープン型の食洗機です。

浅型も深型も従来はスライドオープンと呼ばれるタイプでしたが、最近各メーカーでフロントオープン型の深型食洗機が次々と発売されています。

ドアが手前に倒れるように開くため、庫内の空間全体にアクセスしやすいのが最大の特徴です。スライドオープン型と違い、上段と下段のラックを同時に引き出して、効率よく食器をセットできるため、特に大皿や調理器具など、量の多い食器を扱う際の作業効率が向上します。

食洗機の浅型・深型は生活スタイルに合わせて選ぶ

ビルトイン食洗機は、深型と浅型で容量、コスト、設置場所に違いがあり、それぞれのライフスタイルに合った選択が重要です。深型は大容量で大型調理機具も洗え、家事の時短と節水に優れますが、本体価格が高く収納スペースが減るデメリットがあります。一方、浅型は価格が安く収納スペースを確保できますが、一度に洗える量が限られるという点に考慮しなければなりません。

ちなみに、パックシステムのリノベーション済み物件は共働きファミリー向けの3LDKを多く扱っているため、お客様の快適な暮らしを考えて深型食洗機を標準仕様としています。また、一部の物件ではさらに利便性を向上させるため、フロントオープン型の食洗機を採用しています。

自分で食洗機の種類を選ぶ場合も、普段の生活スタイルに合うものを選ぶ視点が重要です。

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